名古屋のパーソナルトレーニングジム「AMBER X STUDIO」代表の生駒です。
テレビでも取り上げられることの多くなった筋膜(膜組織)についてです。
◯ 筋膜(膜組織)
筋膜とは、すべての臓器、筋、神経、及び小さな筋線維までをも包み込み、
かつ結びつけ人体における連続的なネットワークを形成している。
(参照 膜・筋膜 : Robert Schleip 竹井仁 監訳より)
骨格筋の筋膜に関しては、外側から筋外膜→筋周膜→筋内膜→筋原線維という構成。
筋膜は未だ未知であると、私も軟部組織のセミナーなどで教わっておりますが、筋膜は
筋組織の機能に重要であることは間違いありません。
書籍によると・・・
・隣接筋が筋束内できつく結びつき、力が伝達する事で過伸長下の力の強調や損傷組織の
保護が可能
上記のように、線維と束を分けるというよりも結びつきがきつく、
むしろ結合しているとあります。
筋肉や内臓を結びつける重要な役割を果たしてるんですね。
そこが、不安定になれば体に及ぼす影響は多いわけです。
そんな筋組織周辺だけでも何層にもなる筋・筋膜ですが、
実際は当スタジオでもツールを用いたり、徒手療法で介入し
クライアント様のメンテナンスに役立てています。
◯ 筋膜の能力
筋膜は「著しく多面的に歪むと同時に、速やかに元の形に戻る能力」が重要です。
その為、その能力が落ちれば、筋肉だけではなく神経を包んだり、血管も包んでいることか
ら、痺れや局所の循環障害にも起因するようです。
能力が落ちる原因はいろいろ有り、怪我や運動不足、長時間の不良姿勢、または使いすぎな
どで機能異常を起こすとされ、
組織内で脱水が生じてゲル化、高密度化し速やかに戻る必要のある能力が低下します。
そういった膜組織・結合組織を元に戻すことは容易ではありません。
巷で筋膜リリースグッズという名のセルフリリースグッズが多く売られるようになり
見かけますが・・・
実際はリリースはできていないと言われています。当スタジオにもありますが・・
ではどんな効果があるのか?筋膜リリースという言葉は魅力的でキャッチーですが。
これらの器具はいわゆる固有受容器(パチニ小体、ルフィニ小体)を介して、
線維芽細胞を刺激、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった成分を作り、
また迷走神経を介して局所の循環や血管拡張が起こし、視床下部への信号入力
で筋全体の緊張が緩和する方向に進めます。その為、筋膜のテンションも変化します。
(筋膜も収縮する作用を持っている)あくまでソフトに行った際にですが・・。
振動やソフトなメカニカルストレスを与えることでニューロ的に筋肉や筋膜が
トーンを落としてくれるんですね。
上記の理由を考えると、巷のリラクゼーションのマッサージ屋さんで、
「強揉みやもみほぐす」事は実際は筋肉内の筋紡錘を傷つけ、
固有受容器やその他の細胞を破壊する事になりかねません・・・。
グリグリ強く押すだけのマッサージは、感覚を変えるだけで、
実際は緩んでいない事が多いようです。
場合によっては組織のコラーゲンの再生過程で違う組織に置き換わることも
考えられるとの事です。(より硬い組織・コラーゲンなどへ変化も)
筋・膜組織を緩める際は、ソフトに行うことを推奨します。
(※マッサージを否定するわけではなく、行い方次第で効果は上がるし、場合によっては
逆効果であります。強揉みは推奨できないという事ですね。)
上記のツールも当スタジオでは、ソフトに行うよう心がけています!
また筋膜に関しての情報やその他の情報も更新いたします!!
名古屋市東区パーソナルトレーニング・ピラティス アンバーラボ
名古屋市東区で高品質なパーソナルトレーニング・ピラティスを提供するアンバーラボ
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